緊急時の国会議員の任期延長で意見とりまとめを
緊急事態時における国会機能維持のため、議員任期の延長問題に絞り、意見とりまとめを
3月31日の衆院憲法審査会で北側一雄副代表が意見表明しました。その発言(要旨)は次の通り。
公明党の北側一雄です。今日で、通常国会が始まりまして、憲法審査会は七回目になっております。この七回を通じて共通しておりますのは、緊急時でも国会機能をきちんと維持をしていくということが大変重要である、そういう認識の下でこの七回、議論してきたと思うんですね。
オンライン国会については、皆様の御議論を踏まえた上で、憲法審査会としてのオンライン国会についての考え方を、大方の意見を取りまとめて、議長に報告するということができたわけでございます。
そして今、この三回は緊急事態条項について議論をしている。私は、この緊急事態条項についても、非常に多くの論点があります。今日も報告があったとおり、内閣等への権限集中、人権の制限、国会機能の維持、大きく言うと三つ。ただ、この三つもそれぞれ本当に広範な論点があるわけですね。
私は、是非、今日の御議論を聞いておりましても、今後の進め方として、緊急事態における国会議員の任期の延長の問題、この問題にまず絞って議論をしていったらどうかというふうに提案します。
これだけでも多くの論点があります。要件をどう考えるのか、また手続きをどうするのか、さらにはその効果をどう考えていくのか。これだけでも相当な論点があるわけでございまして、今日もかなり具体的な御指摘がございました。玉木委員からはかなり具体的な提案もありましたけれども、非常に参考になる意見だと私は思いました。是非、緊急事態時においての国会機能を維持するんだ、そのために、国会議員の任期の延長問題、これにある程度絞った形で、審査会としての意見を、方向性を取りまとめていく、そういう方向に是非議論を切っていただきたいと思うんです。
時間も限られておりますので、これだけでも多くの課題、論点がありますので、是非、次回以降、そういう形で進めさせていただければありがたいなと思っております。以上です。