北側これまで日本経済を支えてきたのは、中小企業の皆さんの底力です。ですから、中小企業を守らなければ、日本の未来はありません。公明党はその事を与党のなかで一貫して主張し、数多くの政策を実現してきました。

小池公明党の皆さんは、地道ではあるが、極めて現実的な、実際に効果のある政策を実現して下さっていると感じています。たとえば、昨年、「政府系金融機関の経営形態の見なおしを凍結する」という措置をとって頂いたことは、本当にありがたかった。

北側今、一番大切なことは、中小企業の資金繰りをどう支援するかということです。そのためには、経済の活性化を図り、デフレを克服することが最重要で、今は、政府系金融機関の見直しをするべき時ではありません。

小池地方銀行も信用金庫も一生懸命やっているが、中小企業にはなかなか資金が回ってこない。そんな状況の中とられた措置で、中小企業の倒産を相当押さえる事ができたと思います。またその後、公明党の主張で創設された「借換保証制度」などは、公明党だからこそ実現できた。

北側不況で資金繰りに悩みながらも、頑張る中小企業の皆さんの切実な声に応えたい。そんな思いで「借換保証制度」を創設しました。その結果これまでに、２３万件近い利用があり、３兆５０００億円を超える実績をあげ、多くの中小企業関係者の方々に喜んで頂いています。

小池働く人たちの８割を中小企業が雇用しています。２３万件の向こうには、さらに多くの人々の暮らしがあります。この「借換保証制度」によって、生活が救われた方が本当に多い。さらに、売掛債券を担保に融資が受けられる制度など、きめ細かい政策を公明党は進めて頂いている。本当にありがたいことです。

北側深い御理解に感謝します。

小池大企業は、昨年の赤字から、この３月期には黒字に転換しました。これは、リストラを行ったからです。しかし、中小企業は、簡単にリストラできません。収益 があがらず、資金が詰まってくる。賞与をゼロにしてでも、雇用を必死になって守っていく。そういう現実を理解し、さらに支援をすすめて頂くなら、中小企業 は必ずもう一度元気になります。

北側我が党は、他党に先駆けて７７項目に及ぶ「マニフェスト（政策綱領）」を今年７月に発表しました。

小池期限など数値を明確にして政策実現をしていくという、今回の「マニフェスト」を、公明党が最初に打ち出したというのは、これまでの実績からうなずけます。

北側ありがとうございます。

小池率直に言えば、政権与党は、公明党がいるから、これまで前進してきた。政策次元でも、税制にしても、今の自民党だけでは困難な事が多い。その政権与党のド真ん中で北側さんは、政策実現の要として活躍されています。

北側ありがとうございます。「マニフェスト」の中で、我が党は、この４年間で１００万社の起業を支援することを盛り込みました。

小池雇用も５００万人創り出そうと。

北側そうです。創業支援の拡充や規制改革を行い、日本をリードする産業へ重点投資していくことが、結果として日本の経済を活性化します。日本には、欧米も追いつかない高い技術力がありますから。

小池そうです。大阪の中小企業には、ＮＡＳＡにも採用されるような高い技術も持っている所がたくさんあります。

北側だからこそ政治は、その力が発揮できる仕組みを作り、サポートしていかなければならない。

小池「人づくりは、ものづくり」です。

北側「人」と「技術」ですね、日本は。

小池公明党は、庶民にしっかりとした支持基盤があり、現場をよく知っておられる。そんな生活者の視点に立って政治を行える公明党に、ますます期待しています。