北がわの実績
この「防災拠点」は、私が国土交通大臣のときに国の事業として設置を決定し、平成17年から事業を進め、ようやく2012年4月1日より供用開始されました。防災拠点につながる堺浜の幹線道路3.5㎞、水深7.5mの耐震強化岸壁、そして広域防災拠点27.9haの三点セットの大事業でした。
京阪神圏などで地震などの大災害があったとき、ここには救援部隊のベースキャンプが設営され、被災地への救援物資の中継基地となり、ヘリポートを活用しての医療支援なども行われます。海水を1日当たり約5000人分の飲料に相当する淡水へ変えられる施設や、自家発電式電灯などの機材も備蓄されています。
平時は、「海とのふれあい広場」となり、自然と触れあえる大きな公園、緑地として市民に開放され、防災意識を啓発する拠点ともなります。