成年被後見人の選挙権回復。参院選で投票可能に
2013年5月27日 3:29 PM|カテゴリー:北がわブログ
本日、成年被後見人の選挙権を回復させるための公職選挙法改正案が、参院本会議で全会一致で可決、成立しました。これによって、後見人がいる約13万6千人の選挙権が今夏の参院選から回復することになります。
この日、東京地方裁判所での訴訟の原告で、改正案成立の瞬間を見届けるために国会を訪れていた名児耶匠(なごや・たくみ)さんとご両親が、私の国会事務所に来訪。
父親の清吉さんは「娘と親子3人で晴れて投票に行くことができます。心から感謝いたします」と喜びを語っておられました。
私たち公明党は、自民党の協力を得て与党案をとりまとめ、野党にも呼びかけて法案の共同提出を実現。国会審議でも答弁に立つなど、一貫して法改正をリードしてきました。その先頭に立ってきただけに、喜びもひとしおです。
選挙権は、議会制民主主義の根幹をなす、最も重要な国民の権利です。
東京地裁が3月14日、後見人が付くと選挙権を失う公選法の規定は違憲無効との判決を言い渡してから2カ月あまり。短期間で、与野党が合意し、法改正を実現できた意義は非常に大きいと思います。