骨髄腫の治療費軽減が決定
2009年8月15日 2:33 PM|カテゴリー:北がわブログ
すでにいくつかの場でご報告させていただきましたが、このたび、薬害再発防止の安全管理を合理的に改良し、多発性骨髄腫の治療にサリドマイドを使用する際の経済的負担の軽減をはかる対策が実現することになりました。
私も「日本骨髄腫患者の会」の皆様からの陳情を受けてから、真剣に勉強しました。実は、サリドマイドが治療に有効な薬である反面、薬害が報告された治療薬は、国の安全管理システムがはたらき非常に高価になってしまうという難点があることに気づきました。それが、多くの助かるべき患者の方々を苦しませることになっていたわけです。
そこで、もう一度このシステムを丁寧に見直し、改良できる点をあげ、直接、舛添厚労相にもお願い申し上げ、このたびの前進につながりました。同会の上甲恭子副代表(写真。なんと家が近所でした!)からも、大変な喜びの声を頂き、私も安堵の思いです。
党のマニフェストにも「高額療養費制度の見直し」という項目を盛り込みました。命を守ることが政治にとっても大きな責任です。苦しんでいる方のところに、的確な解決手段が、低負担で行き届く、これを実現することが政治の基本であると思っています。
自分の耳で聞き、自分の目で見る。あらためて自身の原点は“人”である、と決意を深くした次第です。