大規模災害時に対応
2017年5月13日 4:19 PM|カテゴリー:北がわニュース
広域防災拠点など視察
堺市で石井国交相ら
石井啓一国土交通相(公明党)は12日、堺市の堺泉北港にある堺2区基幹的広域防災拠点などを訪れ、南海トラフ巨大地震に備えた防災・減災対策の取り組みを視察した。公明党の北側一雄副代表、佐藤茂樹衆院議員と堺市議団らが同行した。
同拠点は、京阪神地域で大規模災害が発生した際の海上からの応援受け入れ拠点として整備され、2012年4月から供用を開始。救援物資の中継基地や被災地支援隊などのベースキャンプ用地となる緑地、大型船が入港可能な耐震強化岸壁、災害医療を支援するヘリポートなどで構成されている。
案内した国交省近畿地方整備局の担当者は、「熊本地震の際も、被災地への救援物資の輸送にこの拠点が活用された」と語り、今年6月には、同拠点を活用して自衛隊による被災地での入浴支援を想定した訓練が行われる予定であることを説明した。
視察後、石井国交相は、「いざという時の備えが大事であり、広域防災拠点の役割は大きい」と話した。
この後、一行は堺市内を東西に結ぶ国道26号上に架かる住吉橋を訪れ、今年度から着手する同橋の耐震化対策事業について関係者から説明を受けた。(公明新聞ニュースより転載)