仙台と堺との「すずめ踊り」の交流
2011年10月18日 6:59 PM|カテゴリー:北がわブログ
10月15、16日と堺まつりが開催され、今年も、宮城県仙台市からすずめ踊りの祭連(まづら)が来堺し、元気な踊りを披露してくれました。
「仙台青葉まつり」といえばすずめ踊り。
100以上のチームが、賑やかな笛や太鼓のお囃子とともに、すずめ踊りを乱舞しながら、パレードするのです。
実は「すずめ踊り」は、今から400年前、仙台城の石垣を築くため、泉州堺から石工職人が移り住み、その築城のお祝いの席で、堺の石工職人が雀のように飛び跳ねて踊ったのが始まりといわれています。
私が初めてすずめ踊りを見たのは、たまたま公務で仙台に行っていた平成17年5月の青葉まつりの時でした。
その年の10月、仙台すずめ踊りの「里帰り」として堺まつりに参加して頂き、以来、5月の青葉まつりには堺から仙台へ、10月の堺まつりには仙台から堺へとすずめ踊りを通じ、毎年、堺と仙台との交流を続けてきました。
東日本大震災後の5月、私が被災地に行った際、仙台すずめ踊り連盟の皆さんから「今年の堺まつりにも是非参加したい、できれば津波の被災を受けた地域の子どもたちにも堺に行かせてやりたい」とのお話を頂きました。
そして、堺市や堺の連盟、協賛会の支援も得て、堺まつりでは、津波の被災を受け仮設住宅等で住む「六郷すずめっこ」など、33名の小中学生の子どもたちを含む総勢77名の祭連が見事な演舞を見せてくれました。
秋晴れの16日は、堺のふとん太鼓と仙台すずめ踊りとの共演もあり、その場で堺ふとん太鼓保存会の皆さんから仙台の皆さんに、義援金の贈呈も行われました。
仙台の子どもたちは、堺に来るのはもちろん、飛行機に乗るのも初めての子がほとんどで、堺の皆さんの歓迎ぶりにとても感動していました。
子どもたちにとって、堺での素晴らしい思い出を作ることができ、仙台に帰ってきっと頑張ってくれるものと思っています。
ご支援いただいた皆さんに心から感謝申し上げます。
(この日の様子は、10月17日付産経新聞の堺泉州版で、詳しく報道されました。)