第2次補正予算が成立。定額給付金の準備本格化
2009年1月28日 4:09 PM|カテゴリー:北がわブログ
景気対策のテコ入れ、生活支援策で最も重要な第2次補正予算が昨日、成立いたしました。
この予算には、定額給付金をはじめ、自治体による雇用創出4000億円、離職者への住宅・生活支援、中小企業への保証・貸付枠を30兆円に拡大、妊婦健診の無料化、子育て応援手当ての支給など幅広い支援策が盛り込まれています。
定額給付金については、予算の成立を受けて、全国の市区町村での準備がいよいよ本格的にスタートすることになります。
第2次補正予算をめぐっては、民主党など野党が両院協議会での協議を2日間にわたって引き延ばすという異常事態となりました。さらに、第2次補正予算の財源に関する関連法案は、衆院で審議を終え、参院に送られて2週間が経過しているにもかかわらず、野党の抵抗によって審議が全く行なわれていません。
国民の暮らしを守るため、一日も早く予算を執行しなければならないはずなのに、全く理解できない行動であり、国民の切実な声を無視した愚挙、言わざるを得ません。
今後は、この関連法案と、本日審議入りした09年度予算の早期成立に全力を傾け、「反転攻勢」に勇敢に挑んでまいります!
写真は国会議事堂の中庭です
「渡り」全面禁止は国民の声
2009年1月27日 1:45 PM|カテゴリー:北がわブログ
国家公務員OBが天下りを繰り返す「渡り」について、先週21日の記者会見の席上、全面禁止を提案したところ、全国から反響の声が届いています。また、先週1週間の日経ネットの閲読ランキングでも、「渡り」を取り上げた私の会見記事等が第3位にランクインされました。国民の皆さまの関心の高さ、そして「渡り」全面禁止は国民の声であると改めて痛感しています。
昨年末に施行された改正国家公務員法では「渡り」は認めていません。同じく昨年末に設置された、国家公務員の再就職あっせんを一元的に行う官民人材交流センターは、離職後の就職を援助するものであり、公務員OBの再就職あっせんは全く規定していません。つまり「渡り」はできないということです。ただ、このセンター設置後3年間は、政令で、必要不可欠と認められる場合には「渡り」はあり得るという制度になっているのも事実です。
しかし、改正法では「渡り」を認めていないのですから、その趣旨にのっとって、官僚OBの再就職あっせんは全面的に禁止することが正しい判断だといえます。
政府としても「渡り」は例外も認めないことを、麻生首相は表明すべきです。
【写真】は、国会内に咲く白梅です。
オバマ大統領誕生を祝う
2009年1月21日 6:02 PM|カテゴリー:北がわブログ
日本時間の本日未明、バラク・オバマ氏が第44代米国大統領に就任されました。心から祝福の言葉を送りたいと思います。このことを本日の記者会見でも申し上げたところです。
オバマ氏は就任演説で、世界的な経済危機、テロとの戦い、地球環境問題など米国が直面する難題を克服するため、「団結」を強く訴えていました。変革への熱意あふれる演説に、非常に感銘しました。そして、オバマ氏がリーダーシップを遺憾なく発揮してほしい、と強く感じました。
当面はまず、経済危機を克服するために全力を傾注し、各国とも連携を強めていくことが求められています。麻生首相との日米首脳会談についても、一日も早く実現するよう切に願っています。
定額給付金の理念は「減税」
2009年1月19日 11:59 AM|カテゴリー:北がわブログ
定額給付金(2兆円)を盛り込んだ第2次補正予算案が衆院を通過し、一日も早い成立が待たれています。
そもそも定額給付金は、家計の生活支援策として提案した定額減税が基になっています。しかし、減税方式だと課税最低限以下の方々が対象外となるため、給付金方式での実施を決めたのです。理念は「減税」ということです。
この定額給付金は、欧米やアジアでも導入が進んでいる「給付つき税額控除」を先取りしたものです。つい最近まで、民主党も主張していましたし、社民党も「定額減税」を提案していたのです。なぜ反対なのか、理解に苦しみます。
2兆円を「学校耐震化に使うべき」などという批判もありますが、定額給付金は政府与党が打ち出している総額75兆円の景気対策の一つであり、その中には、学校耐震化をはじめ雇用対策、景気支援策などもきちんと盛り込まれているのです。的外れの批判と言わざるを得ません。
先日、衆院予算委員会で、定額給付金は国際的な潮流であり、第2次補正予算案の成立が見えてくれば、自治体や商店会では地元で消費してもらおうと、プレミア商品券を発行するなどの動きが出てくると申し上げたところ、賛同の声、問い合わせが相次いでいます。
【表】は、私が衆院予算委員会で示した「75兆円」の主な施策です。
成人の日おめでとうございます。
2009年1月12日 10:57 AM|カテゴリー:北がわブログ
成人の日をお迎えになりました皆様とそのご家族の方々に心からお慶び申し上げます。
成人の日は、1948年に「1月15日は、おとなになったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます日」と法律で定められました。また、成人式の形は、戦後の悲惨な状況の中で未来に希望と明るさをとの主旨から、ある街で開催された「青年祭」が原型になっているとも言われています。
今、私たちは世界同時不況や金融不安など、かつて経験したことがない未曾有の困難に直面しています。また、平和を願いながらも世界のどこかで紛争が絶えず、環境の問題も未来に大きな影を落としています。しかし、かつてない困難は、かつてない発展の基礎を築くときであると私は信じています。そして、若い青年の皆様が必ずや次の希望を拓いていただけるものと確信しています。そのためにも、政治がしっかりと今何をすべきか自覚し、具体的に課題を解決しなければならないと思っています。
どうか皆様が若い純粋な目で政治を監視し、政治により関心を持っていただくようお願いし、お祝いといたします。
定額給付金で地域に活力!
2009年1月6日 3:15 PM|カテゴリー:北がわブログ
いよいよ通常国会が召集され、論戦がはじまりました。
私は、この1月が勝負であり、反転攻勢のきっかけをつくっていこうと決意しています。その意味で、第2次補正予算案および関連法案を一日も早く成立させなければなりません。
この中で、焦点となるのは定額給付金です。「経済効果がない」との批判も出ていますが、そんなことは絶対にありません。民主党幹部が「給付金が出ても低所得の人ほど貯蓄に回るだけだ」と難癖をつけていましたが、国民の暮らしが全く分かっていないと言わざるを得ません。
また、「定額給付金の財源を雇用対策や学校の耐震化などに回すべき」という批判もありますが、そのような対策は、言われるまでもなく、すべてやっています。私たち政府・与党が第1次補正予算以降にとりまとめた経済対策には、さまざまな雇用対策・生活支援対策をきちんと盛り込んでいます。その中の1つが「定額給付金」です。このことをあらゆる場面で、しっかりとアピールしていきたいと思います。
全国の市町村では、定額給付金を地元で使ってもらおうと、商店街のクーポン券発行など、さまざまなアイデアが出始めています。国会で第2次補正の成立が間違いないとなれば、さらに各地でいろいろな知恵が出てくると期待しています。